化粧水と肌質の関係

その化粧水、合っていますか?

化粧水は約70~80%の水に、水溶性の美容成分を配合して作られています。主な働きは、洗顔時に失われた水分を補う、肌表面の角質層を整え水分とともに美容成分を肌内部に届ける、その後に使う乳液や美容液の成分を浸透しやすくさせ効果を高める、などが挙げられます。しかし、ほとんど水だから化粧水の効果なんてたかが知れているわとばかりに肌質に合わない化粧水を長期間使用していると、メイクのくずれや肌のくすみだけでなく、ピリピリと痛んだり赤くなったり、最悪はかぶれたりニキビになるなど思わぬ肌トラブルにみまわれることがあります。私たちの肌はいくつかのタイプに分かれていますが、乾燥肌、混合肌、 脂性肌、敏感肌それぞれの肌質別に自分に合う化粧水を見つけることがとても大切です。

化粧水は何をどのくらい使えばよいの?

乾燥肌は油分も水分も少ない状態で、外界からの刺激を受けやすい状態です。理想的な肌の状態と言われる油分3:水分1に戻すために配合バランスが近いものを使用しましょう。混合肌は油分が過剰で水分が少ない状態のため、乾燥する部分とべたつく部分が混在しています。肌を柔らかく整えながら保湿してくれるジェル状の化粧水がお勧めです。脂性肌は油分も水分も多く外的刺激に強く丈夫な肌なのですが、化粧くずれや毛穴の開きが気になりますので、水分を補給しながら古い角質や油分をとり除いてくれるふき取るタイプがおすすめです。敏感肌は油分・水分のバランスは良いのですが、肌を守るバリア機能がうまく働かず刺激を受けやすい状態ですので天然成分を配合した低刺激性のものが良いでしょう。気になるうるおいと使う量ですが、見極めは肌の温度。化粧水が浸透することによって肌がひんやりしてきたらそれが潤った証拠。貴女の適量になります。